リンク集を考察

相互リンクというものを考えてみたことがありますか?相互リンクとはなんなのか?目的は?なんのために?

相互リンク集支援ツール リンクアシスタント

喜ばれるリンク集を考える

はじめに

【喜ばれるリンク集】ということですが、ここでは、リンク集を見に来た一般の人ではなく、【相互リンクをお願いしに来た人】の意味で書いていきます。

せっかく相互リンクのお願いをするのに、相手サイトのリンク集が効果的なものでなければ、魅力も半減してしまいます。

相互リンクの目的は、【訪問者に見てもらう】ことよりも、【検索エンジンに探してもらう為】と考えることをオススメします。(もちろん、訪問者が見やすいレイアウトになっていることも大事です。)

そこで、相手サイトのリンク集がいかに検索エンジン向けに作られているか、を見るようにしましょう。

相互リンク依頼主が喜んでくれるリンク集というのは、必然的に、相互リンクの依頼が舞い込むようになるものです。あなたのサイトは今までにリンクの依頼を受けたことがありますか?

HTML形式であること

検索エンジンに嫌われているページは、相互リンク依頼主からも良く思われていないページであると言えます。理由は書きませんが、何のために必死になって相互リンク依頼をしているのかを考えれば分かることと思います。

検索エンジンのロボットは、CGIやPHPで作られたページを見たがりません。
全く見ないわけではありません。
xxxxx.cgi とか xxxxx.php などで終わるURLの場合は、通常のHTMLと同じ程度で拾ってくれます。

CGI系のページで問題なのは、
xxxxx.cgi?id=aa&name=bb&sort=cc  xxxxx.php?id=aa&name=bb&sort=cc
このようにファイル名の後ろの、 ? 以降の文字が加わるときです。

Googleの解説ページには次のように書かれています。

クローラによる負荷が原因で動的なコンテンツを含むサイトがクラッシュする可能性があるため、インデックスに登録する動的ページの数は抑制されています。
ウェブマスターのための Google 情報
 ∟2. 数か月前からサイトを公開している場合
   ∟動的に生成されたページを使用している。



ここで言う【動的コンテンツ】とは、CGIやPHPのページそのものを意味しています。
動的ページでは、URLの[?]以降の文字によって、表示されるページが変わります。見た目には別のページですが、それらのページは、xxxx.cgi という1つのファイルが担当します。

ショッピングサイトなど、ユーザーログインをして閲覧するようなページでは、ユーザーごとに割り当てられたIDをURLに付加し、 xxx.cgi?id=userid などとしているケースがよくあります。

あなたが利用している、会員制のサイトにログインして、そのURLを確認してみてください。この場合、URLはユーザー(ID)ごとに1人1人違ったものになります。では、閲覧しているページはどうでしょう?ページに掲載されている内容は、どのユーザーでも基本的に同じハズです。

同じページなのに、違うURL。このように、[?]以降の文字によって、ほぼ無限の組み合わせのページが作れるため、Googleでは、ある程度以上のページは収集しないようになっているということです。

1ページ内のリンク件数が適当

1つのページに掲載されているリンクの数が多すぎる場合は、被リンクの効果を得られない可能性があります。
相互リンク集を見たとき、ページ内のリンクの数をチェックしてみてください。

Googleの解説ページには次のように書かれています。

1 つのページに表示されたリンクの数を適切な数に抑える (100 未満)。
ウェブマスターのためのガイドライン
 ∟デザインおよびコンテンツに関するガイドライン



「100未満」とありますが、ここで疑問が出てきます。

  • 同一サイト内のURLも含めるのかどうか?(外部リンクが100未満?)
  • 同一URLへのリンクが複数ある場合、1と数えるのか?リンクの数だけ数えるのか?

この疑問は、Googleのサイト内を見た限りでは答えを得ることができませんでした。

例えば、1ページあたり50サイトを上限として掲載しているリンク集だったとしても、リンク集のページから、Topページなど他のページへの移動のためにリンクを設置していることがあります。

また、バナー画像とサイト名にリンクを設置しているリンク集の場合、
 50サイト × (バナーリンク1 + テキストリンク1) = 100リンク
となりますが、バナーリンクとテキストリンクは、同一URLへのリンクなので、100と数えるべきか、50と数えるべきかの判断に迷います。

当サイトのリンク集では、このあたりを考慮し、1ページ50サイト前後のテキストリンクのみでの掲載としています。

私が、Topページリンクを推奨しない理由の1つはこのためです。元々サイト内へのリンクが多いTopページですから、100リンクなんてあっという間です。そしてTopリンク集は通常、ページの下部に設置されることが多いので、ロボットはそこまで辿りつかない可能性があるわけです。

とはいえ、サイト内リンクを含めた100リンクを超える場合でもGoogleは拾っていってくれることがありますので、外部リンクのみで100未満の線も捨て切れません。

Topページの上部にリンク集へのリンク

相互リンク集へのリンク(入り口)がどこにあるかが重要です。

相互リンク集への入り口は、Topページのできるだけ上に掲載するようにしましょう。
1ページ内のリンクの数が適当で書いてあるとおり、ロボットが相互リンク集へ辿りつく可能性をアップさせるためです。

逆にいうと、リンク集へのリンクがページの下部にあるサイトは、相互リンクを受け付けてもらえないこともあるかもしれません。
ロボットに好かれるページ = 相互依頼主に喜ばれるページ
この図式を忘れてはいけません。

テキストリンク型であること

検索エンジンロボットは、"どのような文字"でリンクされているかを見ています。

リンクを設定するとき、そこに付けるテキストは、必然的に、リンク先に関係した文字になります。『花』を専門的に扱っているサイトにリンクを貼るのに、パソコンのサイトですなどと無関係な文字を付けることはありません。
この場合は、やっぱり、花の専門サイトですとしたリンク方法が自然ですね。

ロボットはこれをみて、このリンク先のサイトは、「花」に関連したサイトであると認識します。

テキストリンクのリンク集である場合、基本的に、リンク依頼側でどのような文字でリンクをされたいのかある程度指定することができます。

問題は、バナー画像を利用しているリンク集です。

検索エンジンのロボットは、画像に書かれている文字を認識することができません。バナー画像にサイト名を書いてあったとしても、ロボットには、『絵』としか理解できないわけです。

画像タグには、『絵が何であるかを説明するテキスト』を設定できる属性が用意されています。

<img src="画像のパス" alt="画像の説明">

画像の上にマウスカーソルを持っていくと、文字が浮かび出てくることがあります。この浮かんでくる文字が、alt属性です。次の2つの画像で試してみてください。
※Alf属性の文字が現れるのは、IEのみです。
青緑色の画像←Alt属性設定  ←Alt無し

ロボットは、画像そのものを理解することはできませんので、代わりにAlt属性に書かれている文字を取得します。

相互リンク依頼をしているとよく見かける『バナーのaltは必ず指定してください』という文字。これには、このような事情があるからです。

ここで問題なのが、バナーリンク集を設置しているサイトの方針です。場合によっては、alt属性なしでバナーだけを掲載しているサイトもあります。リンク集に1つのサイトを加えることすら面倒なのです。それに加えてaltを入れるのってさらに面倒なんですね。

それならば、バナーなんか用意せずに、「リンクするならテキストリンクでしかできない状況」を作ればいい。というのも手段のひとつです。

こんなリンク集はダメだ

  • リンク集のドメインが、他のページのドメインと異なる
    (例:簡単相互リンクの利用など)
  • CGI形式のリンク集
  • 1つのページの掲載数が異常に多い
  • TOPページにリンク集への入り口がない。または下のほうにある。

基本的に、上記までに書いてきたことの逆のパターンです。
なぜダメなのかは、これまでに書いてきたので既に理解頂けてると思います。

私が相互リンクの相手サイトを探しているときに、上記に該当するサイトだった場合は、見送るようにしています。

そういうリンク集に登録されると、逆にマイナス要素となってしまうことがあるからです。【CGI系のリンク集の場合はお断り】と記述しているサイトがたまにありますが、こういう理由からでもあります。

ということは、すなわち、自分のサイトに【喜ばれるリンク集】を設置しておけば、相互リンクのお願いもしやすいですし、逆にリンクの依頼がくることも期待できます。



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