既にリンク集をお持ちの方は、身をもって体験していることでしょう。
そうです。リンク集を、特に"喜ばれるリンク集"を設置・運営していくことは、非常に面倒なことなのです。
最初のころは、リンク集を充実させるために、自ら、他のサイトに相互リンクのお願いをしてまわります。リンク集に相手サイトの情報を貼り付けて、サーバにアップロードして・・・。
ここまでは、リンク集が充実していっているので、楽しい作業です。
ですが、リンク集がある程度落ち着いてきた時、そこからが大変です。
相互リンクを募集しているのであれば、先方から掲載依頼がくることも当然あります。この時に、もし他のコンテンツの作成に力を入れていた場合、1件のリンク追加、という作業が鬱陶しく感じてしまうことがあると思います。
別に5分足らずで更新できるのだけど、それに取り掛かるまでの気持ちも問題です。
一番頭を悩ますのが、こういうときです。新規の掲載依頼でしたら、リンク集の掲載数が1つ増えるのでうれしいことなのですが、既に掲載しているサイトからの『変更しました』系の連絡は非常に面倒なものです。
丁寧な方でしたら、そのサイトが掲載されているURL、掲載されているページのどのあたりなのかを記入してきてくれるのですが、大抵の場合は、変更があったことだけしか教えてくれません。
数百件掲載されているリンク集から、変更のあったサイトの位置を探し出し、修正して更新する。これまた面倒な作業です。
正直なところ、リンク集のどこにどのサイトを掲載しているか、把握している方はいないと思います。2~30件程度ならまだしも100件を超えてくると・・・。
相互リンクの最初には、相手サイトのリンク集に自分のリンクが掲載されているか確認します。もちろん、それでOKになったから自分のリンク集に掲載するわけですね。
サイト運営を続けていくと(月日が経つと)、知らないうちに、相手サイトが閉鎖していることがよくあります。サイトは残っていて更新を停止しているサイトはまだマシですが、『ページが見つかりません』となっているサイトも多いです。
また、相互リンクしていたつもりが知らないうちに、自分のサイトへのリンクを消されていたり、Html形式のリンク集だったものが、いつのまにかCGI系のリンク集に変更されていたり・・・。
リンク集に掲載しているサイトのすべてを、1~2ヶ月に1回は、全て巡回してチェックするくらいの気持ちが必要です。ですが、なかなかそういうこともできないのが現実ですよね。
ここまで、リンク集の面倒なところを書いてきました。どうしてこんなことを書いたのかというと、知っておいて欲しいと思ったからです。
古くからサイト運営をしている人は、上記のような経験を自分自身で体験してきています。だから、CGI系の自動登録リンクのように【相互リンクしたいなら自分で登録してください】という、手抜き系のリンク集に人気がでてくるのです。
でも、検索エンジンのことを知っている人は、そういうCGI系のリンク集は敬遠します。自分のサイトのことを考えたら、やはり相手に喜んでもらえるようなリンク集(HTML形式)にしておくべきなのですね。
リンクアシスタント作成のきっかけは、このように面倒なことだらけの"リンク集の管理"から生まれました。